今、ここ宇治では、宇治川の川面を、美しい満月が透明に照らしています。
もうすぐ、夏至です。紫陽花が咲いているので、そろそろ蛍も舞うかな、と、たった今、
天瀬ダムの上の方を見てきましたが、 残念、まだのようです。
衣食住が足りて、家族友人がいて、あとは四季のめぐりを、いろいろな生きものと一緒に楽しめれば、それで、生きている楽しみの半分は満たされます。
あと、旅行に行ったり、先人の足跡を訪ねたり、いろいろな物語に浸ったりと、
より、ココロを震わせる繋がりがあれば尚、楽しい。
今日、昼間、宇治で懇意にしている中西山荘の主人と少し話しました。 中西山荘は、宇治を一望する大吉山の登山口にあり、ここでは木陰でコーヒーを楽しみながら、さりげなくお洒落な衣服・小物を買うことができます。
中西さんは大阪でファッション業界で活躍された方で、時代の空気や消費者マインドをしっかり観察・分析します。
私を見つけるといつも、まあ座って、と長話になります。
世の中、どんな具合ですか、と聞かれるから、
「大阪の御堂筋の地価が、この半年で倍になっているようですよ。
どうも、華僑や大陸の中国資本も入り込んでいるのかもしれません」 というと、
「それは資金に余裕のある人が、とりあえず底値だから買っておこうというのでしょうが、あそこで何をやるか、上からの目線で何かをやっても、うまくいかないでしょう。 うちに来ているお客さんは、8割が近場の方。私は、普通・自然体を大切にしていますが、 それで何回も来てくれるらしいのです。」
「何かこれが流行だ、と上から出しても、すぐに飽きられてしまうでしょう。 そういうところには、リピーターも定着しないでしょう。」
そして、
「お客さんには、どうも2種類いるようです。
その場所にいって、自分が関わることで、何かを咲かせる人と、
単純に、自分に提供してくれるものを求めるばかりの、何かを奪うだけの人。」
「お客さん自身が、ここに来たら、自分の内から何かが湧きいてくる感覚を感じ、
それを楽しみにしない限り、そこには、エネルギーは生まれません。」
「新井さん、そういう町・地域を作ってくださいよ。私そこに引っ越しますから」
・ うぅ〜ん、「咲かせる人」と、「奪う人」。
これは、私には新鮮であり、また、ずしんと来る言葉でした。
私の講演会や勉強会は、集まった人に、咲かせるエネルギーを引き出してきたかどうかです。
人間は、外部から何かを得ることよりも、
自分にもこんな力があるのかと確信し、その手ごたえを実感しているときのほうが、喜びのエネルギーを感じるものです。
私の話は、これまで一方的に、出しすぎたと思います。
さて、以下 6月13日(日)の案内です。
JP「十条」 峰光堂地下で、お待ちしております
− 記 −
2004年6月 皆神塾・東京 のご案内
3年前「ブッシュはアメリカ覇権を終わらせるために登場した」と発表し、
四月には、「今年の春分から夏至にかけて世界は大きく変わる。それもアメリカが実質的に覇権を失っていく」と指摘しましたが、事態はそう進んでいます。
アメリカがネオコン主導から、国連と協調する国務省(パウエル)主導に切り替わったのは3月20日。 ファルージャでの戦闘が激化したのもこのとき。
本来、反フセインのイラク・シーア派は、暫定統治ではアメリカ側についてくれるとネオコンは考えていたが、この衝突で完全に反米に回り、「アメリカ対イラクの全面戦争」の様相に発展。この中で、日本人の若者3名が拉致されました。
犯人から出された自衛隊の撤退要求は、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラで人質ともに映像になり、スンニー派の聖職者協会の手によって解放された後、今度は、アメリカ軍による捕虜虐待報道が世界を揺るがします。
アメリカがイラクを攻撃した理由であった大量破壊兵器もなければ、アメリカ軍には民主主義の基本である人権意識も人間としての品性もなかった。これでネオコンたちは完全に足場を失い、イラクの政権移譲に向け、国連(中でも中国)の発言力が高まっています。
一方、北朝鮮はどうか。一昨年の小泉訪朝後、NPOを脱退し、アメリカに核ミサイルを向けていたが、今回、小泉との間で、国交正常化交渉を再開する運びとなりました。
4月25日の海南島ボーアオフォーラムで、東アジア経済圏、通貨統合への道筋が開かれましたが、そこには、アメリカがもう、東アジアで緊張を作らなくても米軍を存続できる、新しい戦略を見つけたからと思われます。
同時に、私たち日本人には、今、人類史的な、大きな課題が出されてきます。
日本が東アジアと一体化する前には、靖国神社(天皇)問題が横たわっています。
どうやら、この夏の参議院選挙にも、この靖国・九条問題が浮上しそうです。
6月のWPPDの直前。 アジア統合について、研究したいと思います。 新井信介
テーマ: 「 東アジア共同体 と 日本の本質 」
日時:6月13日(日) 午後2時―6時。(午後1時開場)
場所:JR「十条」北口 峰光堂ビル 地下 「ギャラリー喫茶・樹里」
連絡先:会場03−3906−1320、事務局(室伏)090−5804−5078
参加費: 一律3500円(コーヒ・ケーキ付き)、 当日ビデオ収録あり。
以上