2007年06月13日

絶望と希望が混在する新世紀

 おはようございます。

世界中で、熱波が襲っています。パキスタンでは、摂氏52度だって!!
今年は、またまた、竜巻や集中豪雨が、頻発するようです。

 日曜日の夜に、NHKで、中国北京郊外の水不足事情を特集していましたが、
友人のチャイナウォチャーたちに言わせると、あの程度の報道では、生ぬるく、
都市と田舎の関係について、まるで、真実が伝わっていない、といいます。

社会主義といいながら、やっているのは、都市部の資産価値の維持・上昇です。

田舎こそが、本来、人間の生存を保障するものですが、中国の21世紀は、
日本の工業化・都市化を、規模で10倍、スピードで、3〜5倍で、追いかけて、
田舎を破壊しています。 

 都市にマンションを買って、子女を高校・大学に通わせることが出来るうちは、
そこに、頭の中で自分なりに描いた「希望を感じている」ことができますので、
中国政府としては、まず、それを壊さないことを目標に、政策を突き進めるしかない
ということなのでしょう。

 しかし、そこにある、自分の頭で都合よく考えて作りだした「打算の世界」は、
あくまでも、絵に描いた餅です。それに対し、直接的に肉体に迫る環境問題は、
生存に直結する、リアリティーの重大問題です。

私は、「打算の世界」での利益追求を最優先する人間とは、基本的に離れること
にしています。

 ここまで、環境問題がひどくなり、しかも、今後もますます大きな天災が置きかね
ない状況では、いかなる打算も、根底から、見当ハズレになりかねないからです。

(例えば、マンションの耐震偽装などは、天変地異とは関係なく、人間自身の問題で
 おきています。 これは人間同士の騙しの次元の裏切りによる「見当違い」ですが、
 これよりも比較にならない次元で、「想定外の事態」が、地震や台風などの天災や、
 公害で起きてくるのです)

21世紀は、最優先に考えるべきは、今、ここにある、リアリテイーの現実生活で、
自分(家族)が、間違いなく、快適に、「生存」できるのか、という、この部分です。

現代社会では、何でも、一人で全てを用立てる、完全自給は出来ませんから、
大切なのは、自分にとって、足らないものを補いあえる、友人・知人の存在です。

 少しでも、素敵なリアリテイーを作る。
オカネも事業も政策も、友人関係もすべてここから考えます。
それは、自分自身を生かす、生存のためのネットワークつくりであり、
私は、友人たちと、それを、<<自給圏>>と名づけました。

 67億人が生きる地球で、各人が、それぞれ、現実に生きる現場に在って、
自給圏を構成しながら、精神的にも物質的にも、豊かな暮らしをすることです。

豊かさとは、多くの選択の中から、自分にとって、お気に入りのものを享受し、
また、発信し、交換できる、実感です。

 そのとき、本来、農村での暮らしは、生存に関しては、もっとも強いはずです。
日本では、やっと、今、この重要性が認識され、政策にも反映されはじめました。

 しかし、今の中国は、まったく、どうしようもありません。
政策的に、都市の贅沢な暮らしをより発展させるために、農村には、生存次元の
犠牲を強いているのです。

 この矛盾は、農村が、破綻したときに、大きな反動、社会的な混乱になって
現れます。すでに、河川や土壌の汚染が、癌や障害児の発生を誘発し、その現象は
都市にも迫っており、鈍感な中国人でも、大騒ぎするのに、5年と待たないでしょう。

 悲しいことに、日本の産業界にとって、今、その中国の富裕層が増えていかないと、
受注が減り、雇用が減り、不景気になってしまう、構造にあることです。
これは大問題です。

アジアの問題は、トータルで考えないといけません。

田舎を再生しながら、社会全体が発展する経済モデルを、急がねばなりません。
本当に、心地よくて、健康になって、真の友人ができる田舎が必要です。

情報だけは、ネットで世界中と繋がっていますから、リアリテイーで、
快適で健全な美しい空間を創った人間が、本当に、「希望」の実現者ですね。

Posted by Arai at 2007年06月13日 05:07
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