9月に、安部前総理が、政権を投げ出したとき、本欄で、
「アメリカの覇権は終わった」と、書きました。
そして、指摘どおり、サブプライム問題が、 じわ〜と、世界経済に影響を
広げています。
21世紀の流れを、振り返って見ますと:
2001年の「911」は、1971年9月から始まった30年国債の償還を前にした、
米ドル世界の延命策であり、「貧困はテロの温床」という世界共通の認識は、
先進国から途上国への資金還流のスタートとなりました。
それが、インド・中国・東欧市場を育て、さらに、資源高になりました。
その間、イスラムの資金は、テロの資金になりかねないと、アメリカ政府は、
アラブ系の資金をロックしたので、中東からアメリカに資金が入らなくなりました。
中東のオイル・マネーは、主にロンドンを拠点に世界に投資しましたが、今、自国
のインフラ整備に流れます。それが、また、巨大な不動産資産を生んでいます。
それよりも、サブプライム問題の深刻度は、どの程度か?
私の見方。 ・・・・ 地球上で、皆が協調すれば問題なし。
今の世界の人口は67億人。 一年間のGDPは、約4000兆円。
これが年率で、5%以上、増え続けていますので、増えているその金額は、
最低でも、 200兆円。 ドル建てなら、2兆ドル近い金額。
成長している地域は、ほとんどが、中国・インド・ロシア・東欧・南米・中東・
アフリカなどで、 新規の工業国か、資源国です。
911以後のサブプライムローンの貸付先は、主に住宅ローンで、これが破綻。
しかし、その債権は、世界中の金融機関が、相当細かく分割されて、持っている。
その金額は、世界経済の一年分の成長分で、十分に取り戻せる金額。
つまり、破綻しないように管理して、途上国の成長をこれまで通り、順調に進展
させれば、 金融機関は、そこからあがる利益と、相殺できます。
つまり、破綻はない。
ただし、目先の株式市場などでは、 日本も、アメリカも、 新規に大口の買い手が
現れないと、心理要素が加速して、暴落です。
今週、東京市場では、中国の外貨準備資金が流れると報道され、買い戻され、
ニューヨーク市場では、アブダビ投資庁が、シテイーバンクに出資すると報道され、
暴落が回避されました。
なんのことはない。
今、アメリカは、イスラムとけんかしている余裕もないほど、追い込まれたのです。
そうなると、当然、 外交的には考え方が変わり、中東和平が新次元になります。
ブッシュが、イスラエルとパレスチナの首相を取り持つわけです。
6年前と、エライ違いです。
これでは、とてもではないですが、イラン攻撃は出来ません。
もちろん、中国を敵に回せないアメリカは、東アジアでも戦闘をおこせません。
北朝鮮は、国家延命です。
金正日とエジプトのムバラクは、ソ連時代に留学した同級生。 たいしたもんです。
911以後の小泉時代の「危機」や「緊張」は、全て、アメリカ一国の経済のため
でした。
その付け払いに、今、世界中に HELPを求めるアメリカは、覇権を喪失です。
日本が変わるには、最高の秋(とき)になりました。
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