「靖国神社参拝」とは、
日本人にとってどんなものか? また、中国人や韓国人にとっては?
靖国神社は、 日本人にとって、 大きな宿題です。
起源は、明治の官軍・大村益次郎が、長州の仲間を祀った事から始まっていますが、
この神社のあり方は、 普通の産土の神社とも、 伊勢神宮とも全く違います。
近代国家が、どのように、国家主権者と、国民を扱ったか、凝縮しています。
ドキュメンタリーとして、この「靖国」を纏めた映画が、都内で、上映中止の事態に
なったそうです。
何で?
どうも、右翼団体の嫌がらせを、映画館側が危惧したから、ということですが、
こんなことは、あってはならないことです。
国民的課題である「靖国」問題を、冷静に考える最高の機会が、 特定個人の感情
から暴力(的言動)で失われる事態は、 文明国では考えられません。
やはり、きちんと、歴史を総括するしかありません。
私は今、日本列島に、どのように王権が発生し、変容していったか、古代から
調べなおしていますが、この国には、学会やマスコミが立ち入らない、特別な世界
があります。
真実を知らされないまま、国家のために命が犠牲にされた。
その怒りを、どう表出していいのか分からない、多くの霊がいまだに暴れています。
以下、 本件に関してのニュース記事です。
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<国会議員横ヤリの「靖国」試写会に80人 偏向指摘も>
(朝日新聞 2008/03/12)リンク切れ
靖国神社を題材にした中国人監督のドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」の国会議員向け試写会が12日夜、都内で開かれ、約80人の議員らが出席した。試写を求めていた自民党の稲田朋美衆院議員は「偏ったメッセージがある」と話し、映画に政府出資法人から助成金が出されたことの是非を、さらに検証し続ける姿勢を示した。
会場となった都内のホールには、黒塗りの車が次々と乗り付け、議員らが試写室に入っていった。主催した配給・宣伝会社「アルゴ・ピクチャーズ」(東京)によると、自民、民主、公明、社民の各党派の議員40人と、代理出席で自民、民主、共産、国民新党秘書約40人が出席。計約80人のうち、自民が50人以上を占めた。稲田議員も10分前に会場入りした。入り口には約40人の報道陣が構え、私服警官による警備態勢が敷かれた。
2時間の試写終了後、報道陣に囲まれた稲田議員は「助成金にふさわしい政治的に中立な作品かどうかという一点で見た」としたうえで、「靖国神社が、侵略戦争に国民を駆り立てる装置だったというイデオロギー的メッセージを感じた」と語った。
ただ、試写を見た自民党の島村宜伸衆院議員は「一貫したストーリーを見せるというよりは、様々な場面をつなげた映画。自虐的な歴史観に観客を無理やり引っ張り込むものではなかった」とした。
また、民主党の横光克彦衆院議員は「戦争の悲惨さを考えさせる映画だが、むしろ靖国賛美6割、批判4割という印象を受けた」と話した。
映画は4月12日から都内と大阪の計5館で公開予定で、昨年12月からマスコミ向け試写が始まっていた。映画の中で南京事件の写真が使われていることなどから、週刊誌などが「客観性を欠く」「反日映画」などと報道。政府出資の基金から助成金が出ていたことも問題視した。
これを受け稲田議員は「助成が適切だったかどうか、議員として検証したい」とし、同議員が会長を務める自民若手議員の勉強会「伝統と創造の会」と、同じく同党議員でつくる「平和靖国議連」との合同の試写会を、文化庁を通じて要請していた。
監督側とアルゴ社は「検閲のような試写には応じられない」として、逆に全議員を対象に、今回の異例の試写会を開くかたちになった。
稲田議員は製作会社が出していた助成の申請書類一式も文化庁を通じて取り寄せており、「助成金の要綱なども確認し、適切だったかどうかまた検討したい」としている。13日午前には、自民党本部で文化庁の職員を交え、伝統と創造の会と平和靖国議連との合同で「勉強会」を開く。
<試写会から3日後、最初の上映中止館↓>
東京の映画館「靖国」上映を取りやめ (ニッカンスポーツ 2008/03/18)
靖国神社を題材にしたドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」について、東京都内の映画館一館が、予定していた上映を取りやめたことが18日、分かった。
取りやめを決めたのは、東京・新宿の映画館「新宿バルト9」。映画は4月12日から都内4館のほか、大阪や福岡で上映される予定だった。
配給・宣伝会社「アルゴ・ピクチャーズ」によると、今月15日に映画館の運営会社「ティ・ジョイ」から「作品編成の都合で上映ができなくなった」と報告があったという。
「靖国」は中国人の監督が文化庁所管の独立行政法人から助成を受けて制作。自民党の一部議員は「反日的な作品だ」として、助成を問題視している。
稲田議員が記者会見↓。
上映中止は残念と稲田議員 靖国映画、助成金は問題視 (西日本新聞 2008/03/28)
ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」について、文化庁の所管法人から助成金が出ていることから、試写会を開くよう求めた自民党の稲田朋美衆院議員が28日、日本外国特派員協会で記者会見した。
稲田議員は、予定していた上映を中止した映画館が出たことについて「『事前検閲だ』とか『表現の自由を侵害している』などと批判されたが、私の意図とは違う。表現の自由は尊重されるべきで残念だ」と述べた。
その上で、監督が中国人であることなどに触れ「日本の映画とはいえず、政治的宣伝が含まれている」として、助成金が出たことを疑問視する姿勢を示した。
「国会議員の立場で試写を求めたことが、上映中止の波及効果を招いたとは思わないのか」「助成金のささいな問題を取り上げることで、間接的に作品を批判しているのではないか」などの質問に対し、
稲田議員は「表現の自由を持ち出し大事にしたのは別の勢力だ」と反論した。
<危機感を感じた(?)、朝日新聞の社説>
映画「靖国」―上映中止は防がねば 社説 (朝日新聞 2008/03/30)
日本在住の中国人監督が撮影したドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」に上映中止の動きが出ている。
公開は4月半ばから東京4カ所と大阪1カ所で予定していた。ところが、都内の映画館の一つが「色々と話題になっている。問題が起きればビルの他のテナントへの影響や迷惑もある」として中止を決めた。残りの映画館の中には抗議や嫌がらせを受けたところもあるという。
この映画は、「反日」との批判を受けたことなどから国会議員向けに異例の試写会が開かれた。一部の議員からは、この映画に公的な助成金を出したことへの疑問が出ている。
映画館からすれば、大勢で抗議に押しかけられたり、嫌がらせをされたりするのはたまらないということだろう。観客にも迷惑がかかるかもしれない。そうした気持ちはわからないわけではない。
しかし、映画館が次々に上映をやめたら、どういうことになるのか。
映画は表現や言論の手段の一つであり、その自由は保障されねばならない。映画館もその一翼を担う社会的存在だ。評価が分かれる映画だからこそ、多くの人に見る機会を与えることが大切だ。
上映をめぐって嫌がらせなどの卑劣な行為があれば、警察に相談することもできる。ここは苦しくとも、踏みとどまる勇気を各映画館に求めたい。
それにしても、こんな事態になった背景として見逃せないのは、国会議員の動きである。経緯を振り返ってみよう。
この映画では、終戦記念日の靖国神社の風景と、神社の境内で刀剣をつくっていたという刀匠が交互に登場する。
一部の週刊誌などが「反日映画」と批判し、公的な助成金が出ていることに疑問を投げかけた。
その後、自民党若手議員らでつくる「伝統と創造の会」の稲田朋美会長側が文化庁に問い合わせたのをきっかけに、全国会議員向けの試写会が開かれた。
映画を見た議員の反応は様々だった。稲田氏は「靖国神社が、侵略戦争に国民を駆り立てる装置だったというイデオロギー的メッセージを感じた」と語った。一方では、「自虐的な歴史観に観客を無理やり引っ張り込むものではなかった」という自民党議員もいた。
稲田氏らが問題にしているのは、助成金を出すのにふさわしい作品かどうかだという。そんな議論はあっていいが、もしこうした動きが上映の障害に結びついたとしたら見過ごすことはできない
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