2004年05月30日

アメノウズメは、京にいる。

 先日、天空オーケスラの紅一点ミナルさんを、「月下微人」にお招きしたとき、
アメノウズメのことを話しました。

 アメノウズメは、猿田彦の奥さんで、サルメを生んでいます。

 このアメノウズメを祀る神社が、京都の北山、上賀茂神社の東側にあります。
 カキツバタで有名な大田神社です。

 普通、京都のガイドブックでは、ここは上賀茂の摂社とされているため、ご祭神が誰であるかは知っていたものの、私自身も、それほど重要視してきませんでした。

 神社の起源についても厳密に考えることもせず、加茂氏が明日香から山城(京都)に移ってから後に、記紀の編纂にちなんで勧請されていたのでないか、と漠然と考えていました。

 今日、御所西のパレスサイドホテルのイベントに顔を出した後、家族連れで、
この大田神社に行ってきました。
 アメノウズメについて、岩戸開きのストリッパーではない、もっと大きな意味があるのではないかと、最近気になっていたからです。
 
 先日のラジオ番組収録後、ミナルさんから、2001年の911直後に伊勢の猿田彦神社で開かれた猿田彦フォーラムの冊子を頂いており、そこに、猿田彦の役割(機能)として、

 天と地をつなぐ、もしくは、天津神と国津神を取りまとめるとあり、 しかも、世界性があると諸氏が指摘していました。

 また、別の友人は、bbsのなかで、「猿田は、以前は佐多だった。これは高知の足摺岬が以前は佐多岬と呼ばれていたように、縄文来の最古層のもの。白山とのつながりもある」と指摘したので、

 なるほど、 猿田彦は、もしかしたら、日本に次々に渡来豪族が上陸したときに、先住部族との手打ちを、仕切ってきた人間ではないかと、仮説が浮かんだところでした。

 特に、「サタ」と発音する言葉が、 「ユイ(結ぶ)」と同じくらい古いものなら、いろいろな対立の後、どんな収拾策を見つけるか、サルタヒコは、そのキーパーソンになります。

 日本語の「沙汰」、 つまり「きちがい沙汰」とか「どういう沙汰を受けるか」の沙汰は、漢字では意味がありません。 となると、この言葉は、漢字が入る前に、日本に定着していた可能性があります。

 天津神(新規渡来人)と国津神(先住融合民)との間に、猿田彦が必ず収拾策を出すのですが、その「沙汰」に対し、不満を感じていたものも多いでしょう。
 権限の分配や生活圏の境界策定など、すぐに又、争いに発展することも多かったでしょう 特に男達はすぐに文句の言い合いになりますが、いかに、それを鎮めるか。

 そのとき、もっとも活躍するのは、なんと言っても女性でしょう。   それも、

全ての男たちから、天女を見るように憧れを持って見つめられていた女性が、
再び、争いが起きかねない雲行きのとき、惜しげもなく体を露わに踊り出したら、

男達は一体どうしたらいいのでしょう。

 これが、女の力です。 生命(未来に向かう力)を生み出す、母の力でもあるのです。

 平和こそが、命を守り、前向きに生を楽しんで生きていける。
ここには理屈や、損得の感情はありません。
生命の振動に、己の振動をあわせるのみです。 そうすれば、新しい富が生み出せます。

 これこそ、アメノウズメです。

 さて、今日、大田神社に言って驚いたことは、大田神社のほうが、上賀茂よりも古いということです。 加茂一族自身が、大変な敬意を払っていたことが伺えました。
 
 また、この神社の社屋の形は特異です。私たちが参拝に立つ位置を、三方から取り囲む形をしています。 
私はこの神社が気に入りました。 精霊など、影たちが多く入るのは当然ですが、
この形は、明らかに、子宮を象っているからです。 

 まさに女性が新しい命を宿し、それが生まれる時の、ホトそのものの形を、しています。
こんな素晴らしい神社が日本にあったのですね。

 しかも、加茂族が来るから、この地で、生命賛歌を歌い、生命の大元の響きを祀っていたのです。

 どんな時代にあっても、
 生命の連続性への畏敬と責任感、 生きていることの喜びの感謝と体現。

 京都が永遠の都なる理由が、ここにあったのか、と感激している次第。
 日本中のみならず、地球上の全女性は、必ず、この神社に、参拝すべし。

Posted by Arai at 21:38 | Comments (0)

2004年05月29日

お知らせいろいろ。

 皆さん こんばんは、お知らせがあります。

その一。

帰宅して、メールボックスを開けてみると、ウィルス対策で消されたものと、文字化けしたもの何通かありました。

送られたメールで、4−5日たっても当方から返事のないものがあったら、再送ください。
又、FAXでどうぞ。 0774−208699

その2。

東京での皆神塾が、6月13日(日)に開催することが決まりました。
翌週の19日ー21日が、富士山でWPPDです。
少しでも、その意義を説明したいと思います。
今、本当に歴史的変化の中に私たちはいます。

時間は、2時から6時まで。 
会場は前回と同じく、「十条」北口の峰光堂地下です。
内容とテーマは追って連絡します。
又参加費は、3500円(コーヒー・ケーキ付き)とさせていただきます。


その3。

今日は、5月31日(月)深夜24時放送分の「月下微人」の収録でした。

今日のお客様は、ヨガ・インストラクター後藤有美さん(徳島生まれ)でした。
現在、大阪で活躍されていますが、私の応援ページを作ってくれた
大石健一さんが開発した「ビジョンヨガ」の指導をしています。

この番組に招いたのは、そのビジョンヨガが、私の指摘する、

 ・マクロコスモス(自分を取り囲む大宇宙・大自然)
 ・ミクロコスモス(人間各個人の人体宇宙)
 ・マインドコスモス(精神宇宙・観念意識)  の

三つのコスモスを、見事に響きあわせ、調和させる手法であるからです。

リラックスした音楽(今日は真砂さんのインディアンフルート)の下、
インストラクターが、どのような意識で、自分の体のつぼを刺激させるか、
ゆったりと教えていきます。
意識と、体(体感)、そして音楽(自然のリズム)が、一つの波にすんなり解け合えます。

今、体に負荷をかけ、血液循環の促進するパワーヨガが結構人気ですが、
このビジョンヨガは、呼吸法を正しながら、身体感覚を取り戻していきます。

ブレイクの予感を感じます。
宝島から、CDムックの形で、「大石健一のビジョンヨガ熟眠法」が販売されます。
是非、お試しください。 お奨めです。

Posted by Arai at 23:57 | Comments (0)

2004年05月28日

いいたくないが、年金のこと

 実はあまり、真剣に考えたくなかったことのですが、
 あるメールが来たので、年金問題について話します。

 日本国民の80%以上が、この前の法案に反対しています。 
詳しくは見ていませんでしたが、きっと反対の最大の理由は、運用失敗について、
その実態と責任を不明確なまま、数字が一人歩きしたことでしょう。

 実態は推定で6兆円以上の穴・損失が生まれているが、このことに責任ある(ないとはいわせない)担当公務員も、失敗となった資金運用を指示した政治家も、いまだに、実名すら出ていません。

 これは、湾岸戦争で株価が急落し、その買い支え、いわゆる株式PKOに、この年金資金が導入されたことが失敗の大きな原因の一つでした。 (もっとも金融システム全般でも、88年から92年の当事者については、官僚も政治家もまだ責任は誰も取ってませんが)

 これでは、日本に前向きの、希望ある未来ができるわけはない。

日本がつまらない、スッキリしないのは、こうゆうことに、マスコミも政治家もきちんと反応しないからです。 (払った払わないよりも、大切なことは本当に多い)

年金制度は、 基本的に「全ての掛け金を全て返済して、いちからやり直す」
のがいい。 そうすれば、どのくらい穴が開いているか、まず、正確にわかる。

その不足分を日銀からの特別融資で埋め、あとは役人の供与を減らせばいい。
こうしたメリハリをつけず、適当に消費税で補うというのでしょうか。

今一番問題なのは、なけなしの収入しかない(300万円程度)にも拘らず、
親子で30万円以上の額を年金でまじめに払っている人がいる一方で、
公務員と政治家たちは、掛け金の倍以上を税金で賄う形で、年金を貰う
仕組みになっていること。

明らかに失敗した人が責任をとらないまま、いまだに国民からカネを巻き上げている。

これが公務員と政治家。 今の日本は、これが真実。

これで、どの面下げて、道徳や社会正義を話すのでしょう。

「私は特権階級だ。制度だから、これは搾取でなく、権利だ」などと、
言いながら、 若者に「人の道」を話すのでしょうか?

(特に、日教組や、自治労のみなさん、どうですか?)

まして、そんな人間が、年金未払いの人間を責められますか?
少なくとも、高圧的な言い方は、してはならないでしょう。

そして、たとえ金がなくても暮らせる方法、つまり、医療負担を限りなく減らし、
互助組織を全国に張り巡らせ、衣食住がきちんと保障される方法はないか、
謙虚に国民と話しあう姿勢が必要です。

あと、医療問題は、年金以上に闇が深いでしょう。

これは普段から、真実を話す「本物の医者」を友人に持っておく以外に、
防衛策はないようです。 私には、自分と家族の健康だけで、手一杯です。

Posted by Arai at 21:30 | Comments (0)

2004年05月27日

ペイオフ・日本円・豚の尻尾

 昨日に続いて、金融システムと、私たちが使っている日本円に関してです。

(質問は遠慮なくメールをください。 近々、BBSを設置しようかと考えています。)

<来年4月に、ペイオフの実施で、どうなる?>

ペイオフは必ず実施。もう、延ばせないようです。
当然、日本国内の金融機関の淘汰・競り落としが加速します。

早くから不良債権処理を進めてきた東京三菱・三井住友に、企業の資金が集中するのは当然でしょう。 あと、みずほとUFJですね。

地方銀行でも、これからさらに預金者から選別が最終段階に入りますから、
倒産・国有化・外資や他行への売却は、まだまだ進みます。

ペイオフは1000万円までは大丈夫となっていますから、
各行に安全が確保できる範囲内で預けた金額以外のものについて、
心理的に、今度は何かの形にして持っておきたいという情動が働きます。

この際だから、思いっきり好きなものを入手したい、といって、マニアの世界では、
とんでもない高値がいろいろなものに付いていますね。

 そのとき、ハイパーインフレ、預金封鎖、新円封鎖・・・・これらの主張をする人は
一体どんな役割なのでしょう。

著書の中では、財務省や金融機関の施策を声をきわめて非難しているものの、
実は、日銀や財務省、そして勝ち組の金融機関側にしてみれば、 彼らこそが、
願ってもない協力者・援軍となっているのです。

彼らが「危ない、危ない」と煽ってくれるから、多くの人間が、
海外に資金移動させたり、資産保全用のマンションを買ってくれるからです。

<中国の諺に、 「豚の尻尾を、引っ張る」  というのがあります>。

豚小屋から、逃げ出した豚を、再び豚小屋に戻すにはどうしたらいいか、
首を引っ張って、豚小屋に入れようとしても、豚は言うことを聞いてくれません。
一度でも自由になれば、もう狭いところはゴメンです。

しかし、ここで、意地悪をします。

首を掴むのではなく、シッポを掴んで、豚小屋と反対側に思いっきり引っ張るのです。
豚はキィーキィー鳴いて抵抗します。それでも、豚小屋の反対方向に引っ張るのです。
そうすると豚は、狭くても誰からも苛められてなかった豚小屋こそが天国と思い、
そちらに向かって、走り出そうとします。 

その瞬間、シッポを握っていた手を放します。
豚は一目散に走り出し、きちんと豚小屋に収まります。

これと同じく、尻尾を引っ張る役割が、実は先ほどの、
ハイパーインフレ、預金封鎖、新円封鎖などの「危機煽り」です。

ではそこでの、豚小屋は、何でしょう。

首都圏で、金融機関の不良債権処理を強引に進めるため、
融資先の担保物権の不動産に対し、その金額相当の貸し倒れ引当金を積むと、
実は、金融機関側は、いくらで処理しても、帳簿上は問題ないことになります。

 もちろん、高く売れればそれに越したことはありませんが、とにかく早く処理したい。
このとき、すぐに、金融流れ物件の専門ディベロッパーに、物件を買い取らせます。

当然、銀行側の担当者は、本来、少しでも高く売るべきなのですが、買い手からもっと安くせよと求められれば、適当な理由をつけて、早く処理します。それが金融庁の指導だからです。(もちろん、このとき裏金が動くことも多々あるようですが)

 そして歯抜けになっていた土地には、次々にマンションが建ち、これが金融システム不安、インフレ対策、そしてペイオフ対策と仰々しく宣伝され、そこに箪笥預金から資金が流れるわけです。
 また、外貨預金など海外に流れる資金は、日銀の円売り介入を助ける形になっています。

以上を指摘した上で、
今日、皆さんに、お話したいのは、実は、2点あります。

・まず、資産用に購入したマンションが、本当に着実な富を生み出すかどうかです。

大都市の新規マンションは、確かに立地のいいものもありますが、ほとんどワンルームで、実は完全に供給過剰です。首都圏の高層マンションでも供給過剰時代に、どれだけ、子供(運用益)を生むか、まるで分かりません。 
実は入居者を探し当てても管理費を引いたら、ほとんど利益がないものもあり、
これらは、”ペイオフで全部パーになるよりはまし”、という、実に後ろ向きの判断が、
最終決定を促しています。 つまり、「豚小屋でも、全損よりはいい」というものです。

本当に、きちんと利回りがあるものは、既にきちんとテナント・住人が入っている既存物件ですが、これは、ほとんど市場には出回りません。まして新聞広告には出るはずはありません。

・では、こうした事態に、まったく個人には希望はないのか、です。

実は、株式と企業の債権があります。
これらはその企業が潰れない限り、保全され、配当、もしくは、利子が出ます。

日本企業や中国企業の株に、どうやって、民間・個人の金を振り向けるのか、
これは、キャッシュで持っているよりも、安全で儲かると、多くの実績・実例を作らないと、多くの人は乗ってきません。

昨年の今頃は、株価は最安値の7600円で底を打った後でしたが、このとき、
思いきって、株を買っていた人たちは、この春、万々歳でした。
それは、 金融機関よりも、腹の据わった、勇敢な個人が主体でした。

いまは、どうでしょう。
私は、アジアとの一体化・アジアとの分業体制がうまく進んだ企業に、今後は、
多くの海外の資金も流れると思います。 このとき、その企業が、途上国に必要な、どんな富を生み出しているか、その内実が、きちんと反映されると思います。

 そうやって、アジアの経済発展のために、日本の企業・個人の資金が流れる仕組みを
つくりだすことを、アジアの通貨当局者が狙っているのではないか、と思います。

思いっきり、危ない、と心配させ、その一方で、勇敢なものを成功者にさせる。

そのためにも、豚の尻尾を引っ張る人間は、必要なのです。 

Posted by Arai at 18:15 | Comments (0)

2004年05月26日

日本の金融システムと日本円

 皆さんこんばんは。

いつも、24時直前にあわてて書いているため、誤字が多く、申し訳ない。

さて、本日は、午後は家族サービスをしていたのですが、最近、新聞広告などに気になることがあります。

来年の新札発行を機に、新円封鎖や、預金封鎖が行われる、と言っている書物です。

国家財政が赤字、年金も6兆円の損失、国と地方で700兆円の借金。税収不足の拡大。
これはいずれも、国家運営のまずさと国民の甘えがもたらしたものですが、これがやがて破綻を生み、そのとき、個人の預金や隠し資金(箪笥預金)が、犠牲になるという話です。

これは、以前あった、ハイパーインフレ論、日本円は紙くず論と同じ論調です。

小泉内閣になって、財投、年金、地方財政(三位一体)に着手はしているものの、うまく進展していないから、最後に、強硬手段に出る、というのですが、これが、誰の意思で、何を狙って、どうするのか、見えません。

 しかも、こうした論理では、国家財政と、日本円の信認性問題が、明確に区別されて議論がされていません。

 一国の財政が全くだめでも、通貨はそれに関係なく、それを使う人が「富」を生み続ける限り、存在できるのです。

まず、基本的な事実誤認があります。

 筆者たちは、戦後直後の混乱のことを指摘しますが、これは、日本の戦前の信用システムを全部崩壊させて、全く新しい信用創造を始めるときにとった措置です。

 しかし、今の日本は、実は戦後のバブル期の穴を埋め合わせても、実質的にそのときに作られた信用創造の仕組みを維持するために、全ての政策が行われているのです。
この五月にも、日銀の福井総裁は、デフレが完全に克服できるまで、量的緩和を続けるといっています。 これは、銀行の不良債権が一掃され、日本国内の土地価格が全土で上昇基調になるまで続ける、といっているのと同じで、まるで無制限の通貨供給です。

 こうした日本円が、日本国内だけに留まっているのならば、ハイパーインフレですが、すでに世界中に流れています。主に、為替介入を通じて、世界のファンドの株や債権の購入資金になっているのです。

 そうしたファンドが、国際情勢を睨みながら、そして、国籍を問わず、個々の企業の生産と、販売実績、さらに、ブランドの浸透度を見ながら、各市場を動き回っています。

 日本円は、キャッシュでの流通範囲こそ、まだ米ドルには及ばないものの、実質的に、金融市場で大量に海外に出回り、何より、世界最大の工業生産力を誇る企業群が使っている通貨なのです。

 実は、2002年の3月末に、日本銀行は中国の人民銀行と、それぞれが保有する外貨を融通しあうスワップ協定を結び、さらに、ASEANプラス3の枠組みで、域内の各国が、それぞれの国債や企業債を持合うことで、金融面での安定を生み出す準備に入っていました。

 これが、今年4月の海南島ボーアオ・フォーラムや、5月の斉州島のADB総会では、具体的な事務処理に関することまで、話しに入っています。
 まさに、東アジア経済圏の誕生が、軌道に乗ったことを意味します。

 そこで、このとき、こうした「新しい国家を超えた経済の枠組み」に、最も必要なのが、次々と誰からも欲しがるものを生み出す、企業家精神と労働力、そして、そうした人たちが安心して使える通貨なのです。
 
 これが、日本企業、そして日本円であることは、すぐに分かっていただけると思います。

そんな時、この通貨に対する日本国民の安心を、壊させる選択を、政府がするでしょうか。
金融システム不安は、銀行や保険業界の経営責任の問題です。
また、国家財政、地方財政は、これも、官僚や、政治家、そして、「お上」依存になれきった国民に問題があり、これは、実は日本円の信用力が落ちたわけではありません。

 政府が、進んで、信用力を落とすことをするでしょうか。
そのときは、東アジア経済圏も、露と消えることになります。

びくびくするよりも、感動の元(=これこそが富)を、自分で作っていくことが、最大の防衛策です。

Posted by Arai at 23:22 | Comments (0)

2004年05月25日

何はともあれ、アジアの一員。

アジアとの一体化。
 
東アジアで自由貿易圏が拡大すると、どうなるのか?
農業分野で安い輸入品が大量に入るといいますが、日本の中山間地は果たしてなっていくのでしょう。 感性の高い人間なら、ここをすばらしい芸術空間に改造します。

日本型の工業化の産業システムが急速にアジアに拡大しますが、そこでも、多くの失われたものが出ます。 

それを如何に取り戻すか。 却って、アジアのほかの国方がほうが変な利権がない分、回復は早いかもしれません。

日本を観光立国にしようと懇談会が始まったとのことですが、
ここに、これまで同様、経済界の人間が集まってが旗振りをしています。

観光とは人をひきつける力です。損得しか知らない人間に、それができるでしょうか。
これまでの工業化は、機能・スピード・効率アップを目指し、そこでは人間らしい感情や豊かな感性を抑え、人間ロボットになるばかりでした。

それを上手にこなした成功者たちが、今になって、人間の個々の心の問題、それも誰からも全く強制されない、自由な喜びにあふれた選択肢を、考え出そうとしています。

完全に、会社の経営を辞めて、放浪のたびでもしない限り、無理な話です。

よって、誰かが、小さな成功を現実に作るしかありません。
しかし、その小さな成功のをこれまでの財界人が、素直に見つけられるとは思いません。
それができたら、こんなに醜い国土にはならなかったはず。

観光をダシにまた、国家予算が使われるだけなのでしょうか。

嘆きはしませんが、無駄なことはして欲しくないと思います。


Posted by Arai at 23:37 | Comments (0)

2004年05月24日

5月31日(月)大阪皆神塾決定

 皆さんこんにちは

すでに本欄では、今年の春分からアメリカ覇権が消えていると、指摘してきましたが、
その実際の姿が、加速して浮き彫りになっています。

6月21日夏至の、朝霧高原でのWPPDの儀式の前に、皆神塾の形で、

その意義と、今後の日本人の進むべき方向を、纏めたいと思います。

これは、新しい価値観と消費動向になって、経済をも牽引していくでしょう。

                 −    記    −

 日時: 5月31日(月) 午後6時30分ー8時45分 (6時開場)

 場所: 大阪「本町」で、今年二回目の皆神塾です。
            
 テーマは、 「 東アジア経済圏の成立 と 日本の本質 」

 場所: 地下鉄「本町」2番出口真ん前。
       第二有楽ビル3F   シティーサイエンス会議室

 連絡先: 会場 06−6260−5555.

 参加費: 一律2000円です。

 誰でも参加できます。 
 また、フリーターや引きこもりの問題も話し合いたいと思います。

(コメント)

 戦後日本の工業社会の成立課程は、現在では、途上国の手本となっていますが、
 その一方で、戦後の経済主導は、日本社会から霊性・感性を衰退させました。

 しかし、今、そこにこそが、人類の新しい光があります。
 
 皇太子発言の裏側、神社本庁問題、朝鮮半島情勢、石油価格の上昇など、
 一見大混乱にある裏側で、この「新しい光」が、諸所に生まれだしていることを
 みんなで確認したいと思います。
 

                                               以上

Posted by Arai at 22:46 | Comments (0)

2004年05月23日

どんどん、動いている。

 小泉首相の第二回訪朝について、評価しない(できない)声が多いようです。
拉致問題で新規の成果が上がらず、援助がただ取りされた、と言う批判です。
首相は、年金問題で支持率が落ちると判断し、逆転の快復を狙ってばくちがに出たが、それが外れたというものです。

 確かにそう見えます。 その要素のきっとあったでしょう。

 しかし、私には、国際環境とその流れの大変化の方が大きく思えます。

 今回、アメリカ側から事前に訪朝の承諾を得ている点で、外交的には全く意味が違います。前回の場合、訪朝後すぐにケリー特使が平壌に入り、核開発をしているという言質を取り付け、国際的に大問題になりました。 北はイラクと国際政治で、同じ立場に追い込まれるところでした。
 あのとき、北はNPOの離脱にまで向かい、アメリカがそれならばと、完全にアメリカ本国にも現実に届く、ミサイル(それも、核搭載のもの)をつかった攻撃も辞さない方針になりましたから、これは東アジアの緊張が高まる方向に行ってしまいました。
(このとき、日本防衛族は、ニンマリでしたが)

 金正日は、当初、拉致があったことを認めることで、日本との間で国交正常化交渉に入れると思ったが、日本の世論は、認めた事実によって、北は、これまでの分からない国から、拉致という犯罪を平気でする敵国と決め付けるものとなりました。
  
 拉致被害者は帰国したが、国際政治では緊張拡大という、「薮蛇」の結果になったのに対し、今回は、成果は期待ほどではなかったが、平和解決への第一歩が順調に進みだしたことは確かです。

 それだけでも、大きな成果です。

 冷戦後の90年代、いかに、日本を自陣営に組み敷いたままにする(ポチにする)か、
そのために、大変な狡猾さで、東アジアに緊張をつくっていたのが、アメリカです。

 さて、そのアメリカ、特にブッシュ政権に対し、カンヌ映画祭は痛烈な批判を行いました。
「華氏911」面白そうですね。 
  軍事力と陰謀力が主体のこれまでの権力に対し、世界中で噛み付く人間が現れ、それを、メディアが取り上げる時代になっています。

 誰からも賞賛や尊敬、そして憧憬を受けない指導者は、次第に姿を消します。時間の問題。
この傾向は、北朝鮮と違って、豊かな先進国でこそが強まり、加速します。

 私は、今日の日曜日は、宿題として出された漫画の「アマテラス」を読んでいました。
「波動」とか、「同調」とか、「次元転換」とか、いろいろ言いますが、実際に自分の意思できちんと、それができる人が、本当に実在するのでしょうか?

 他人を支配したい、他人より多く所有したい、誰からも存在が認められる知名度が欲しい、
こういった感情は、本来、全く無意味です。

 また、「敵」を設定していること事態、本物の周波数(命を生み出す根源的歓喜)に整えられていないのでは、と私には思えます。

 それより、今夜のNHKの特集で、足尾銅山のあとが、今では、森林回復のモデルケースになっていると報告され、ここにも、希望が見出せました。

 世界中の禿山も砂漠も、必ず緑に蘇る確信が、私には生まれています。

Posted by Arai at 23:59 | Comments (0)

2004年05月22日

岩戸開き・気持ちいい一日。

1) 小泉首相の2回目の訪朝。

 家族の帰国、行方不明者の再調査。
 経済制裁の停止。

 着実に、アジアの緊張の火種が消されていくのが分かります。
 新しい時代に入ったといっていいでしょう。

2) 私自身のことですが、今日は、大阪のアケボノ塾で講演した後、京都のラジオカフェで、次の月曜日(23日)の放送分を収録しました。
 
 お客様は、天空オーケストラの紅一点、ミナルさんでした。
 ダンサーであり、歌姫です。
 
ミナルと言う名は、インスピレーションで得たとのことでしたが、これはアイヌ語で、微笑みの(ミナ)道(ル)ということで、「月下微人」そのもののでした。

 今日お話を伺っていて驚いたことがあります。

 彼女は天空オーケストラの舞姫として、鎌田東二・細野晴臣・猿田彦神社の宮司らと、97年の9月に沖縄の久高島に行って以来、猿田彦神社と大変縁の深い方ですが、このときに、感じるままに悪戯っぽく踊ったすがたが、久高島に伝わる神話の内容そのものだったり、そのとき、現地の方から本物の月下美人の花を贈られたり、と、明らかに、海や大地、そして、純粋な精霊達の歌声に共振する人でした。

 97年からの国際情勢を考えますと、大きな大転換がありました。
この年は香港返還をきっかけにアジア通貨危機があり、翌年は世界最大のヘッジファンドLTCMの破綻、さらに、99年のユーロの登場にY2Kと、世界経済が、国際的な協調体制に入っていった流れが起きたときです。

 巨大資本が生命を無視してマネーゲームに酔い、個々の人間の尊厳まで踏みにじられる、略奪型の資本主義が最高潮に達し、それにストップが掛けられる。 
 
 その流れは、さらに、2001年の「911」以後、今度は、「貧困こそテロの温床」として、途上国の人間まで同胞と感じる意識が、生まれるようになりました。
 資本主義そのものが、育成型に大きく変質し出したのも、考えようによっては、97年からともいえるものです。

 日本神話の中では猿田彦は、降臨したニニギノミコトを導いて、見事に日本列島に、海外から次々渡来する異質の部族を融合する、素晴らしい国家=大和を実現させましたが、
私たちが生きている、この20世紀末から21世紀の入り口にあたり、再び、活発に動いていたのです。 

 それは、私たちの「大和」を今度は、日本列島のみならず、全地球規模に広げる、その道案内をしているようです。
 
 そのとき、ミナルさんの役割は、モチロン、猿田彦の奥さんになったアメノウズメです。生かされている喜びを全身で感じ、それを普段の暮らしの中で楽しみながら表現する役割です。

 日本中の女性たちが、THINK(思惑・打算) でなく、FEEL(素直・直感)を大切に、 どんどん、あらゆる命の声を感じ取って、普段の生活の中に、歌に踊りに、岩戸開きを実感できる現場を創っていって欲しいと思います。 

 

Posted by Arai at 23:31 | Comments (0)

2004年05月21日

吉報届くや、38越えて。

 皆さんこんにちは、 明日、小泉首相の第二回目の訪朝です。

今回の訪朝は、イラクを巡ってアメリカの国際政治での影響力が低下しているときでもあり、
東アジアにも、やっと、緊張状態が完全払拭できる契機となるでしょう。

 国家消滅の危機が生みだした北朝鮮内部の「英雄主義」、そして、
 その犠牲になった拉致被害者。

 無事と帰国を祈ります。

 一つ、希望のある話です。

 一昨年以来、実は、日韓の、ある宗教関係者グループが、極秘計画を進めていました。
38度線の直ぐ北側にある開城(ケソン)の町に、李朝が仏教を嫌って埋めてしまった寺院があり、これを掘り起こそうとの計画でした。 
 ベルリンの壁ならぬ、38度線の壁の突破を、もくろんだのです。

 これに、どうやら金正日も賛同したらしく、北側でも土の除去が始まっているとのことです。

平和の希求し、自らその礎たらんとする世界中の人間が、38度線を超えて、この開城(ケソン)に向かう日が、この夏にも来ることを祈っています。

Posted by Arai at 22:13 | Comments (0)

2004年05月20日

がんばれ皇太子

 皆さんこんにちは。

 やっとウィルス駆除が終わりました。 お騒がせしました。

 @kyoto21.net の方に、メールをください。
 これからは大丈夫でしょう。


 さて、現在、ヨーロッパにいる皇太子についてです。

 日本にご帰国したら、この前の発言の真意を話されることになりますが、
 
 遠慮せず徹底的に、ご本心を語っていただきたいと願っています。

 日嗣皇子の浩宮徳仁さまが、 次の大嘗祭で着く御位は、
 
 もはや、単なる日本国家のという物理(地域)的、思想(行政)的枠を通り越して、
 
 人類の代表として、地球の全生命との繋がりを快復する存在であって欲しいと思います。

 それは、島国日本で大和朝廷成立以後、限定された「国家」に囚われることなく、
 
 天壌無窮の光の存在として、新たな文明創造に向かう私たちとともにあっていただきたいと思います。

 ちょうど、国家神道の名残りの残る神社庁から、明治神宮など各神社が離れだす時期になっています。

 また、世界中から、日本文化に強い関心が寄せられているときです。

 本物の「大和」の中心であっていただきたいと思います。
 
 そして、日本から出る「大和」の神とは、
 
 私たちのいつもすぐ横にいる、生命を生み出す歓喜の実在だ、と
 
 是非、語って欲しいと思います。

Posted by Arai at 23:58 | Comments (0)

2004年05月18日

訂正とお知らせ

 まず、訂正です。

昨日の書き込みの最後の行を、ご放念ください。 
当初、書こうと思っていたことが残ってしまいました。

 内容的には、明治になって、土地に対し税金がかけられることになり、多くの共有地(入会地)が、神社に供出されたが、これが戦後になって、勝ってに神社側が処分するという問題が起きたこと。

さらに、戦後、国からの補助がなくなった神社では、ご神体やご神宝まで質に入れられたり、密かに売却される悲劇が多々あったことなどを、書きたかったのです。

 しかし、総じて、日本では、過去の文化遺産はよく残されているほうです。
散在している、本物の文化遺産の収集・保存をする方法も、工夫せねばなりません。
(私には、それなりにアイデアはありますが)。

日本の場合、この国の起源について、「万世一系」を強調するあまり、過去の歴史事実についても、きちんと公開しない姿勢が現代でも続いており、これは、却って、日本人の文化面での自覚を脆弱なものにしています。

異質が一つになったという、事実だけでも、世界に誇れるものです。
何も、恐れる必要はないと思うのですが。

 昨年の韓国大統領来日時の、「歴史の真実を探求し」という平成天皇の言葉で、すでに、タブーは、もはやなくなっていると思うのですが、官僚とこれまでの御用学者たちが自分の地位と権威が失われると、ビビッているのでしょう。

 あと、お知らせです。

 5月22日(土)午後1時から、 大阪の天満橋OMM ビル2F
       (松坂屋デパート東側のビル)で、
 
  「あけぼの塾」という、勉強会があります。

 ここに招かれまして、21世紀になって何が変わっているのか、
 「文明転換の真相」について、話します。
 
 私以外に、文句勇太郎さんと中里博泰博士、そして主催者の岩川千代子さんが話します。 
  12時から受付で、参加費は3000円です。

都合の付く方は、どうぞ。 

また、5月中にも、大阪皆神塾を考えています。
こちらは追って、連絡します。

Posted by Arai at 21:30 | Comments (0)

2004年05月17日

国家神道の虚構崩壊。実態神の復活

 日本が、本当に変わりだしています。

 日本は、もともと八百万の神々の国でしたが、これが、アマテラスの下に強引に、各地のすべての産土(うぶすな)神までひとつに纏められたのは、明治維新の後でした。

 戦前までは大蔵省(現在の財務省)と並んで、宮内省が多くの権限と国有資産を管理し、官幣神社には多くの資金援助がなされました。

 戦後は、宮内省は宮内庁になり、官幣だった各神社は神社本庁が管轄しますが、これは、仏教やキリスト教と同じく、信仰の自由を保障するという意味で、法的には一宗教団体の位置づけでした。

 神社本庁は、明治神宮の中にあり、全国の参拝者の多い神社から奉賛金(正確な呼称は知りませんが、上納金ににています)を受け、それをまず伊勢神宮の運営費に収め、さらに全国のいろいろな神社や神職の養成に使ってきたそうです。

 今、この神社本庁と明治神宮との間で、対立が生まれているそうです。

本来、アマテラスとは関係ない多くの神様が、国家神道では一つに強引に押さえ込まれました。 これは、あくまで、日本国民とは、天から降りてきた来た「天孫族」の一員として、国家的なアイデンティティーとナショナリズムを高揚するためでした。

 しかし、実際は、アマは、海であり、多くのは渡来系の部族が、この島国で融合していったのが、真実の歴史です。 それを一つの物語に、強引に纏めたのが、古事記日本書紀です。

 21世紀は地球大に私たちの生活空間が広がり、そして多くの海外の友人と繋がる時代です。

全国の各神社の正しい謂れ、そして各地に残る伝承・祭りを、どんどん復活させたいですね。

そして、この日本列島で、いかにして、全くの異質だった各部族が一つになっていったのか、その真実の物語も、きちんと浮かび上がらせたいと思っています。

 つまり、日本の中に、全世界の民族の古代の記憶があったのだ、と。

このとき、多くの村人の共有地=入会地なども神社に差し出されたり、

Posted by Arai at 23:58 | Comments (0)

2004年05月15日

17日夜の「月下微人」はハープ

 今日は、次の月曜日の夜24時放送の「月下微人」の収録がありました。

お客さまは、アイリッシュ・ハープ奏者の小川由美子さん。
イギリスのエジンバラに留学中に、この楽器に出会い、
その弦を弾いているときに、生まれてくる音に、どんどん響きあって自分の世界が
膨らんでいったとのことです。

月曜日の深夜、京都市内だけですが、ラジオ・カフェで、是非その音色を
お楽しみください。

なにせ、日本とケルトは、おおいに繋がっています。
縄文やアイヌにもあった渦巻き紋は、命が現れ、消えていき、また現れる象徴です。

  ところで、 話は変わりますが、

日本の皇室と、宮内庁との間で、何か大きな問題が起きているのでしょうか。

 私の願いは、ともかくも、

日本列島のみに限定した、偏狭な国家神道(の名残)は完全に払拭すべし、です。

本来、地球上にあるすべての命と繋がっている存在が、スメラミコトです。

 「すべてと繋がっている」 こう考えて毎日をいきていきますと、

日々の日常の生活空間の中でも、自分の責任として、自分の肉体と自分の言動が
任されている事が、実感できます。

なぜなら、すぐに、どこかに自分の言動の影響が出るのを、感じられるからです。

そして、この、すべてと繋がっているからこそ、自分だけの花を咲かせることができる、
と、感じられるようになります。

月下微人が咲かせる花は、そうした花です。

Posted by Arai at 22:08 | Comments (0)

2004年05月14日

またまた、大きく動きます。

宇治に戻りました。

ウィルス処理がまだできていません。

小泉の訪朝が決まりました。

もちろん背景には、アメリカの東アジアへの関与の変質があります。

東アジアに緊張があるからこそ、米軍が必要だった。
これが、根底から変わるわけですから。

世界が又、大きく動きます。

「大和」の地球化に、布石を打っていきましょう。

Posted by Arai at 23:53 | Comments (0)

2004年05月13日

歌心・詩心の再生には、

 今日は、子供をつれて、地獄谷の野猿公園にいって来ました。
また、夕方は、豊田村にある、温泉「もみじ荘」にいき、そこでお蕎麦を食べてきました。

中野市は、豊田村と合併の予定です。
これで、中山晋平と、高野辰之という、日本の音楽史上の二大巨人の生誕地が
行政的には一つになります。

効率・スピードを追う、機能重視が、既にわが故郷の豊かな歌心・詩心を
ずたずたにしてきましたが、この機会に、何とか、再生を図れないか、頭をめぐらせています。

Posted by Arai at 23:13 | Comments (0)

2004年05月12日

律令日本の解体と地球大和化

 皆さん、こんにちは。

イラクの捕虜虐待問題は、アメリカ軍の精神性、人品、人徳、すべてが破綻していることを意味します。

 とてもではありませんが、世界の紛争処理はできないでしょう。

 満州事変の首謀者であった石原莞爾は、
 「強きもの、汝、最も謙虚であれ」と、満州国建国に際し、満州青年連盟の若者とともに、献身的に国土作りに励むように訓告しましたが、彼の成功に嫉妬した軍部は石原を罷免し、当初の五族協和の共和制ではなく、満州を帝政にし国家神道の兄弟国として、上からの強制的な支配に入ります。  そして、国際連盟の脱退でした。

 石原は、まだ、戦争が終わってない段階で、「日本はこの戦争で負かるが戦後は大発展する」と予言するとともに、終戦後、「日本は、先の戦争で、道義で負けた」と言っていました。

 今日、「ワシントンの陰謀」hpに、 「律令国家の解体」として、投稿しました。
 http://8311.teacup.com/yuta/bbs

この中で、特に言いたいのは、やはり、これまでの伊勢神宮を中心にする、強引な国家神道が、完全に終わっていることです。

 私は、昨年6月28日、伊勢に参拝し、そこで次の歌を、披講しました。

 「固まりし 大和の仕組み 柔らいで 影ともあそべ 玉の響きよ」

日本列島だけの、「和」がいま、どんどん、地球に出て行っているようです。

アジア共通通貨も視野に入れて、アジアの共通の歴史理解が求められます。

これまでの、官製の歴史は、もう幕を閉じるときが来ましたね。
 

Posted by Arai at 19:13 | Comments (0)

律令日本の解体と地球大和化

 皆さん、こんにちは。

イラクの捕虜虐待問題は、アメリカ軍の精神性、人品、人徳、すべてが破綻していることを意味します。

 とてもではありませんが、世界の紛争処理はできないでしょう。

 満州事変の首謀者であった石原莞爾は、
 「強きもの、汝、最も謙虚であれ」と、満州国建国に際し、満州青年連盟の若者とともに、献身的に国土作りに励むように訓告しましたが、彼の成功に嫉妬した軍部は石原を罷免し、当初の五族協和の共和制ではなく、満州を帝政にし国家神道の兄弟国として、上からの強制的な支配に入ります。  そして、国際連盟の脱退でした。

 石原は、まだ、戦争が終わってない段階で、「日本はこの戦争で負かるが戦後は大発展する」と予言するとともに、終戦後、「日本は、先の戦争で、道義で負けた」と言っていました。

 今日、「ワシントンの陰謀」hpに、 「律令国家の解体」として、投稿しました。
 http://8311.teacup.com/yuta/bbs

この中で、特に言いたいのは、やはり、これまでの伊勢神宮を中心にする、強引な国家神道が、完全に終わっていることです。

 私は、昨年6月28日、伊勢に参拝し、そこで次の歌を、披講しました。

 「固まりし 大和の仕組み 柔らいで 影ともあそべ 玉の響きよ」

日本列島だけの、「和」がいま、どんどん、地球に出て行っているようです。

アジア共通通貨も視野に入れて、アジアの共通の歴史理解が求められます。

これまでの、官製の歴史は、もう幕を閉じるときが来ましたね。
 

Posted by Arai at 19:13 | Comments (0)

2004年05月11日

長野の実家に行きます

 みなさんこんにちは。

 まず、お知らせです。

 私のADSL接続のパソコンにウィルスが入り(これはヨーロッパが発信元でした)、
受信はできるのですが、発信できません。
 一応、私のところからほかには感染していないようで、皆さんが感染することはないのですが、なのですが、現在、使用をやめています。

よって、今後、私へのメールは、

purplejade@dx.pdx.ne.jp    までお願いします。

こっちは、”H”なので、日本にいる限り使えます。

さて、今日から14日まで、長野の実家にいます。
中野市という人口4万5千の小さな町で、隣には、小布施と志賀高原があります。
京都からだと車で5ー6時間でしょうか。

 14日に戻るのは、15日に「月下微人」の収録があるからです。

話は変わって、昨日の夜は、またまたいろいろな電話がかかってきました。

やはり、みなさん、今の日本の現状と、人類の行く末を憂い、その解決に乗り出そうとされています。

 国家の暴力性、 通貨の欺瞞性、 宗教の独善性、 こうしたものの正体を
きちんと把握されて、その影響を受けていないか、まず、自分自身の状況確認が不可欠です。
 そして、自分の善意だけによって、自分が関わる世界が創られていくように、私としては心がけているつもりです。

 それでも、ときどき誤解され、また、明らかに自分の未熟さのために、思わぬ失敗をしてしまうものですが。

 長野はいいところです。特に実家のある、北信州は。

 夏至のWPPDが終わった7月には、少しゆっくり滞在しますので、このときにでも、
お越しください。
 
 

Posted by Arai at 10:38 | Comments (0)

2004年05月10日

ラジオ番組「月下微人」 

 すでに10日なっていますが、今日9日の午後は、先週から始まった、
私がパーソナリティーを努めるラジオ番組「月下微人」の収録がありました。

京都市内限定のFMラジオ局<RADIO CAFE>で、
毎週月曜日の深夜24時からの30分番組です。
第一回目の放送は、3日24時(4日0時)で、このときは私のトークだけでした。

今回はゲストに、インディアン・フルートの第一人者の真砂秀明さんをお招きしました。
放送は、24時間後、つまり、11日の0時からです。

インディアンの楽器は、どれもとても素朴で製作者の個性がそのまま出ており、
インディアンフルートも、きちんとした楽器として形態がまとまったのは、ここ最近のことといいます。

真砂さんによると、 音域や音量よりも、音色を重視するつくりで、これは大向こうの大勢に聞かせて自分の存在を分からせようとするよりも、私からあなたへという「ニ人称の楽器」ということです。

いかにして自分が純粋に感じているものを、すぐ目の前にいる、
人間、もしくは、影・精霊や動植物といった自然に響かせるか、
ここには、演じるよりも、感じあう世界があります。

「月下微人」というタイトルは、プロデューサーの森田氏と考え抜いてつけました。

これは、「月」の特性とともに、そこに照らされる美しい人間像について、

表面では見過ごされてしまいそうな、ほのかで、かそかな命の営みにまで、
きちんとその存在と心を感じている人間、という主張が込められています。

これは、マスコミ報道や国家権力、資本力、そして旧弊の押し付けによってぐらぐら振り回され、それらに盲目的に従ったり、そうしたものを後ろにつけたといって、傲慢になっている人間には、とても感じとることのできない世界をいいます。

 そして今日の収録では「音色」の話から、「観音」ということばに話がすすみました。

   「 量 ではなく 質の時代。 」 −−− ここまでは誰でも知っています。

しかし、質を追求する とは どういうことか、です。

ここに、感動の元となる、 「響き」・「波」が、出てきます。

しかし、波動ではありません。

 月下微人としては、

「波動」を声高に言う人は、 すぐに「覇道」に変身しかねないと危惧します。

 観音とは、音を観ます。 音を聞くのではありません。 

 何を見ているのでしょう。

 これは、音そのものの「波形」を見ているのです。

心地いいか心地よくないか、安らぐか安らげないか、実際は同じように聞こえても、
どこか違う、と感じるとき、それは、その音の波の形が整っていないときでしょう。

あたかも、「心の鍵穴」を優しくなぞっていくように、自分自身から出す、音の響きを
いかにきれいに整えていくか、そこに全てがかかっていると感じています。

Posted by Arai at 02:08 | Comments (0)

2004年05月08日

「生きる」から、「暮らす」に

 ちょっと、考えました。 言葉がもたらす、空間の意味を味わいながら。


 「美しく死ぬ」 ・・・・  これは、この世を捨てたときです。
             
              生き残った人に、自分がどう語り継がれるか、
              気にする人もいるでしょう。 


 「美しく生きる」 ・・・・ これは、この世を生きていくうえで、自分を支える、何か、
             自分にとって大切な、精神世界を守るだけの感じがします。
              
             つまり、マインド・コスモスの完成・保持

             しかし、これでは、頭の中の「THINKの世界」は見事なのですが、
             現実の姿は、ぼろぼろの貧困や、周囲と溶け合えない偏屈さが    
             出てきてしまいます。


  では、どうしたらいいのだろう。


 「美しく暮らす」  ・・・・・ これならば、THINK と FEEL が調和できる。
             
                三つのコスモス(マクロ、ミクロ、マインド)が響きあう。
 

 言霊を教えてくれた長野博先生の言葉、

 「無為自然とは、掃除をすること」 の意味が、又一つ見えて来ました。

 
そして、一つの歌が生まれました。

 「 美しく 影を感じて 輝いて 暮らす日々こそ この世なるかな     信介 」

Posted by Arai at 13:08 | Comments (0)

2004年05月07日

誰も政治を相手にしなくなる?

福田官房長官の辞任。
このニュースを、琵琶湖のさざなみ街道を走っているときに聞きました。

はて、これで小泉政権の足元が壊れるのか?
それとも、けじめをつけたとして却って、野党に対し強い立場になるのか?

いろいろ見方はありますが、はっきりしているのは、
こうした政局運営は、人間の心を白けさせ、荒ませることです。

自分だけは、まともに生きようと思っている多くの「良識人」にとって、
「まとも」の基準や拠り所がなくなってしまいます。

イラクの捕虜虐待や、大量破壊兵器の嘘、そしてなにより911の真相が明かされないことなど、一体、どのように子供たちに話したらいいのか、自分でも戸惑います。

結論として、政治の世界については、誰も相手にしなくなっていく・・・。
そして投票率が下がって、既得権を持つ組織票だけが全てを決めていく・・・・。 

 そんなことでは、絶対にいけない!!!!のです。

しかし、本当にとことん苦しむまで(精神的にも経済的にも)、
この、相手にしない状態が、あらゆる場所で深まっていくかもしれません。

それが、こんなのだったら自分がやる、と本当に変わるのはいつか?ですが、
一つの目安は、消費税が10%になるとき、と私は考えています。
(地方交付税の減額決定は、一般人には、ピンと来なかったようです)

しかし、そうなる前にも、自分人が、自分の身近なところから、出会う人とは素敵な関係を作っていくのが、もっとも肝心です。 

その関係の延長線に、本来、国家があるべきで、
これまでの国家主義は、やはり、壊れるべきです。 いや、間違いなく、壊れてきます。

ヨーロッパのように、アジアも国境がどんどん低くなっていきます。

文化・歴史・言語を背負うことで日本を体現し、あとは自分で、誰かに喜ばれる「何か」を
生み出すしかない。

息子には、そう話そうと考えています。

Posted by Arai at 22:23 | Comments (0)

2004年05月06日

年金が当てにならない。

 デフレ、少子化、資金運用の失敗、加入者の激減。

年金は、消費税を使うにしろ、いずれは破綻します。

今のうちから、65歳以上になっても食べれる何かを、掴む方向で生きていくしかありません。

そのとき、二つの選択肢があります。
もちろん、両方を持っていれば、さらに強くなりますが。

一つは、金がなくても暮らせる体制を作ること。
もう一方は、自分の生活に必要な資金を生む「金のなる木」を育てること。

前者は、「物々交換」や相互扶助の世界です。
もともと、村落共同体の時には、年金はありませんでした。
家族で、地域で助け合っていました。「結い」がありました。

後者は、アパートやビルの経営か企業株主になっての配当か、
特許や印税・著作権の収入となります。

いずれも、きちんと腹を決めて、自分で選択していくしかない時代になりました。

私も、やっとこの問題を考えるようになりました。

Posted by Arai at 17:54 | Comments (0)

2004年05月05日

相国寺と世阿弥・感動は繋がってこそ

 こんにちは。

 今日は、相国寺で催された「義光と世阿弥の世界」 の展示とギャラリートークに
 行ってきました。

 義満と世阿弥の出会いは、1375年の6月、東山の今熊野といわれています。
 父の観阿弥とともに猿楽能を演じる12歳の世阿弥に、17歳の義満が感激し、
 以後、この親子を庇護していきました。

 今日のトークでは、義満自身が、二条良基の下で、公家の教養を十分に学んでいたことがまず指摘されました。
 良基は、日本初の連歌撰集「莵玖波(ツクバ)集」を編纂した歌人ですが、連歌は、最初に575の上の句を読んだ歌人の「歌心」を瞬時に咀嚼吸収し、しかもその「心」を引きついで77の下の句を返し、一貫した歌の世界を完成させないといけません。

 これは、二人の人間の心が同じモチーフを兼ねあいながら(これは、いわばTHINKの対象が一致している状態)、
 同じ感動の響きで繋がっていくダイナミズム(つまり、声に出し合って感じあうFEEL)を体感 しあう、「感動」の場作りです。

 義満の時代、室町幕府は「花の御所」と呼ばれ、そこで連歌が大いに流行りました。祖父の尊氏から始まった南北朝時代は、この京都の朝廷を巡って、尊氏と後醍醐の対立に加え、さらに尊氏の弟の直義も離れ、3陣営に分かれました。 本来、同じ志を持ちながら、さらに身内でもあったものが、殺し合いをしていった時代がやっと終って、一段落したところでした。

 義満が将軍になったとき、幕府や朝廷にもう対立はありません。
中国では明が興き、日明貿易で次々と中国の文物と教養がもちこまれ、幕府財政も格段に向上します。 多くの人は、輸入文物のきらびやかさや、平和になった安堵感でいっぱいですが、義満には、祖父の代から統治者の心構えを諭す夢窓疎石の教えがありました。

 「傲慢が人間の心を魔境に誘う。妄想を捨てれば大智が自然と現れる」

夢窓は、曇りない目で現実を見ること、そして、そこに全てを生かしている仏性を感じ取り、
それを自己に内在化させることを、求めます。

 観阿弥・世阿弥親子の名は、南無「阿弥陀仏」のお経からとっていることは明白です。
 何で生きているのか、それは「死」の向こう側から、自分を見つめないと分かりません。

 世阿弥は、最初は、生きている今の「生」を熱く表出する「花」になることから始まり、最後は深く禅に傾倒したと、今日、解説されました。

 きっとそれは、人の世の生死を行き来する境目に現れる命の根源の「花」にまで、世阿弥が到達し、その視点・周波数から、人の世を見つめだしたのでしょう。

 連歌は生きている人間同士の感動の繋がりですが、
 目に見えぬ姿無き者とも、繋がりあって作り出す「一体感の世界」
 
 それが世阿弥が完成した「お能」の世界ではないかと、わたしには感じられます。

Posted by Arai at 23:36 | Comments (0)

2004年05月04日

下鴨神社の流鏑馬

 憲法記念日  (日付が変わりましたね)

 イラクにいるアメリカ兵が捕虜に対しとんでもないことをしていたのが暴露されて、さあ、大変です。 
 日本国内では、7月の参院選挙で、九条の改正について、各政党にマニフェストを作らせろ、との意見も出ています。

 日本が、今、 アメリカ追随から離れる、その歴史的「現場」の中に私たちはいます。

 このことは本当に重要なのですが、・・・

 それよりも、今日は、下鴨神社に家族で行ってきました。

15日の葵祭りの魁として、ここには、平安貴族の流鏑馬が残されています。

 下鴨神社は、元は奈良の明日香地方にいた加茂一族の神社が出発ですが、流鏑馬は
文武天皇(持統天皇の次)の時代からやっていた記録にあるとのことです。
 そこには見物人に多くの怪我人が出たので注意を呼びかけたとの内容だったと、説明がありました。 そのときの場所は、今の京都の下鴨ではなく、きっと奈良の明日香でしょう。
 
 ちょうど、古事記日本書紀の編纂がすすめられ、律令政治が完成するときです。
このとき、本来、当時としては戦略ミサイルにもあたる軍馬が、奈良の豪族の中でも、もっとも古い加茂氏によって、平和を祈るための「見世物」になっていたのです。
 
 日本では流鏑馬は、いくつかの神社で行われていますが、ここの流鏑馬は、「神事」の礼法を司る小笠原家ゆかりのみが行うとのことです。
 下鴨神社のそれの特徴は、頼朝以後の武家の流鏑馬ではなく、「公家」の流鏑馬が残っていることです。

 「公家」とは平安貴族のことですが、考えてみれば、彼らも元をただせば、大宝律令ができる以前は(いつ日本列島に来たかは異なりますが)、いずれも渡来豪族です。(つまり、縄文人ではありえない)
 そして、騎馬民族の流れであることが、この伝統文化の中に残されているのです。

 以前、この板で書きましたが、下鴨がある「糺の森」は原生林であり、これはレバンノ杉のある森に似ています。

 そこで、考えます。

この下鴨神社と流鏑馬は、いつから、この京都に定着したかと。
奈良に平城京ができたときには、加茂一族は、すでにこの京都(山城の国)に拠点を移していたとして、流鏑馬は、桓武天皇が遷都してからあとに、この下鴨神社で始まったのではなかろうか、と。
 多分、貴族(昔の豪族)同士が揉め事を起こし、ケンカになり戦争になる寸前のときに、どちらの弓がうまいか、それによって勝敗を平和的に決めたのが、その起こりかとも、考えられます。
 無益な血を流すのを如何に食い止めるか、その智恵こそ、大和民族のものです。

ブッシュやブレアやシャロンに、こうゆうことをきちんと説明するのが、本当の日本の首相の務めなのだが、小泉君は分かっているのかね、まったく。

 ただ、今回、この「神事」を見て、惜しむらくは、もう少し上手な段取りと演出ができないものか、残念でした。 スピーカーからの度重なるフラッシュ禁止の注意や「神事」そのものについての解説は、会場の荘厳さを奪うばかりでした。

 せっかくの見事な伝統行事です。 不届きモノを排除するためには、整理券の発行が有効ですし、スピーカーの音量や語り口、そして歴史的背景の噛み砕いた紹介など、何か良い方策はないか、是非、工夫していただきたいと考える次第です。

Posted by Arai at 00:02 | Comments (0)

2004年05月02日

福井日銀総裁はIMF理事長に?

 今日は日曜日。朝から討論番組が多かったのですが、私には、年金のことよりも、イラクのことよりも、NHKによる日銀の福井総裁へのインタビューに、もっとも興味が惹かれました。

 忘れてはならないのは、昨年3月20日、この福井氏の日銀総裁就任にあわせるかのように、イラクでアメリカ軍が戦闘を始め、イラク戦争の終結宣言の5月1日から日本の株が急激に上昇していることです。

 福井総裁になって、積極的に為替介入を行い、それが、結果としてイラク戦争開始時の資金ショートの不安を日銀が打ち消した形になりました。
 日銀が発行した日本円は、米ドルになって米国債を買い、米国債を売った資金が、今度は、アメリカと中国の株式市場を潤わせ、さらに日本の株式市場に流れ込む。
 そして同時に、中国から日本の輸出企業への大量発注となって、日本経済を(正確に言えば、輸出主導型の大企業を)復活させました。

 これは、きわめて短期的にできた「神業」ですが、基本的には「トリック」です。
でも、日本の個人投資家の資金を株式市場に、引き出したことは事実です。
 これがいつまで続くかが問題です。 アメリカの大統領選挙前まで、だけなのでしょうか。

 2001年以降、日銀が量的緩和を繰り返し、日本の金融市場でマイナス金利になるほど、資金をだぶつかせても、全く、景気(ここでは株式市場)が回復しなかったのを、
 
借金だらけのアメリカと、腹をすかした未完成市場の中国に、資金を回すことで、日本企業に実質的に活力を与えたのでした。

 もちろん、このとき、日本企業はリストラが進み、他社にできない技術を持ち、しかも中国市場に食い込む、という三要素による「選択と集中」によって、その機会をうまく掴み取りました。

 福井さんが、4月19日のTIME誌で「世界に最も影響力のある百人」に選ばれた日本人の5人の一人に選ばれていますが、世界経済の2003年危機を乗り切った男として、グリ−ンスパン以上の評価を英米では得ているようです。
 
 その彼が、5月1日からスタートしたEUの東方拡大について、「これで、不均衡の是正になる」と歓迎しています。 もちろん、言外には「アジアでも、不均衡の是正は必要」との認識があり、ここでは、国家の枠は既にないも当然です。

 さて、これではっきりしたのは、もはや、一国の通貨政策が、その国だけのものではないということです。 日本国内では、「過剰な資金供給によってハイパーインフレがおきる」としている人間は、供給される通貨がどこに流れていくのか、その行く先まで、きちんと見ておく必要があります。もう、通貨には「国家の枠」が完全になくなっていることを、再認識すべきでしょう。

 となると、通貨の問題は、国家権力よりも、むしろ、世界規模での、生産力と需要発掘の関係に、行き着きます。

 圧倒的な生産力を持つ企業(現在では、日本企業と中国企業)が会計に使っている通貨を発行する、中央銀行(日銀と人民銀行)が、その生産力がもたらした消費財の増加に応じて、通貨を発行するのは、いわば当然のことです。

 今、日銀は、中国の人民銀行との連携し、特に外貨通貨の貸し借りの持合にまで、発展しています。何より、この中日両国が、米国経済を支えているのです。
 つまり、世界は、日本と中国が、分業しながら、資本主義をまわすことになったようです。

 ただ問題は、その通貨の日本円が、何で発行されてそのまま、アメリカによる、破壊事業にのみに使われてしまうかです。
 為替介入して得た米ドルを、対外援助や環境建設に使えないのか、です。

また、日銀から直接、世界銀行やアジア開銀に円を供給して、その資金で日本に多くのインフラ関連や消費財の注文を出させることも、できるはずです。

 いわば、アメリカ外し、米ドル飛ばしです。

戦争に使われる通貨ほど、本来、無駄な物はないのですが、この「軍事力の恐怖」がないと、すぐに仲間割れする人間が多いのも、途上国の特徴なのです。

 「徐々に」でいいです。 人民元とユーロと組んで、通貨が、この方向に向かいだすと、世界は本当に、幸せになります。 
 福井さん、是非、「本物のトリック」で、世界中に 「文明のスタンダード」を行き渡たらせてください。 

Posted by Arai at 14:00 | Comments (0)

2004年05月01日

「社畜」の終焉

 先ほどの文章に、間違いありました。
「社畜」が、「社者」となっていました。 ゴメンナサイ。

また、今の会社は、単純なサラリーマンでも、「社畜」ではいられないようですね。

そうなると、問題は、やはり、安定志向の最後の砦「公務員」でしょうか。

本来税収が減ったら、まず、自分たちの給料が減るのは当然なのですが、−−。
世の中がどうなれ、自分が予定していた収入はもらえるはずと考える彼らを、
「公畜」とか、「官畜」と、呼ぶべきなのかもしれません。

一方、これまでの枠組みからスピンアウトした人たちの、
自律・自立の法則と経験が必要です。

年金を当てにしない(できない)人が増えていますので、 これは、
日本社会を根底から変えていく力が、必然的に生まれだすことを意味します。

Posted by Arai at 17:26 | Comments (0)

「13歳のハローワーク」は大転機

今日は、午前中、NHKのインタビュー番組を見ていました。

 今週は、作家の村上龍です。
「13歳のハローワーク」が80万部も売れているが、今回の執筆の動機やその背景などに、どんな変化があったかです。

 「限りなく透明に近いブルー」でデビューしたこの作家を、自分は余り好きになれませんでした。 
 戦後の社会体制に反発する心理の内面や、社会構造の矛盾が吹き出た症状を拾い上げ、それを文字にすることにそれなりに意義は認めたものの、なんら、建設的な解答を探そうとしてこなかったからです。 

 それが、今回は、全く違います。

 学校教育でのイイコちゃんが、実はズルイコちゃんに過ぎないことが、この10年の間にいやというほど分かってしまったからです。
 金融機関の甘えや官僚の保身と無責任体質です。

こうした事態にも、村上は「刺激」を書けば売れる、それだけが得意の作家と思っていました。
  
 NHK側も、今回の作品については、「村上氏の転機」として取り上げていました。

初めて、村上氏の口から「希望はある。生きろ」と強いメッセージが出ています。
生きている今に、「まずやりたいこと」を探し、「それを生かした職業を探せ」と。

 いわく: 
子供や若者は、自分自身の心が壊れていることを隠しきれないが、大人は、上手にそれを隠そうとする。 まず、こどもに、将来、どんな希望が持てるか、それを具体的な職業像で示したかった。 そして、 その中に、サラリーマンとOLは、書かなかった。

嬉しいです。   ここにも、 「大魔王 即 大菩薩」 が感じ取ることができます。

 私が商社マン時代、1987年ぐらいでしたか、北京駐在を終えると、社内改革を当時の常務が推進します。私は、会社そのものがどういう状況に置かれ、何が必要かを全く考えず、自分の意思を持たないサラリーマンを「社者」と呼んいました。

 その言葉は、住友商事の常務会でも話され、それを安土敏氏は小説に書き、さらに佐高信氏が積極的に評論活動に生かしました。  

この言葉はもう、社会の空気にすっかり溶け込んで、もう必要ない段階になりました。
そして、あの村上龍が、子供に希望を持たそうとしています。

しかし、現状下での個々の職業を紹介するのはいいですが、
この世の中には、年齢も能力も、習慣も文化も違い多くの人がいて、なにより、これまでの「枠」から抜け出そうとしない、多くの「大人」たちがいます。 
私は、身をもって、そういった大人たちの囚われの強さを、思い知らされたばかりでした。

村上氏の今回の仕事は、本当に意義深いものとなりましたが、その次のことです。
子供や若者たちが、自分が生きる「技」や「資格」を持ったとして、
未来には、どんな生活空間・どんな人間関係・どんな楽しみがある世界を築き上げるのか、
そのためには、どのようなステップを踏んで行ったらいいのか、ここにも、きちんとした手本が必要かもしれません。

 答えは一つではありませんが、真剣に相談に乗ってくれる頼れる存在が、間違いなく必要です。 これは実は、リストラにあっている大人たちにこそ、もっとも必要なのですがーーー。   

 

Posted by Arai at 17:22 | Comments (0)
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